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クトゥルフ怪事件調査録SS 這いよる混沌(じゅなん)

 どうもお久しぶりです。昨日知り合いにトップページからのこのブログのリンクを張られ、四月からまったく更新していない現状に危機を感じ、最近その知り合いもはまっているこれ



ムラムラしてしまって思わずSS書いてしまったので載せる事にしました(・ω・)
 衣理さん可愛いよ衣理さん。

※注意事項

1・このSSは私、天野ショウがこの動画のシリーズを見て衣理さんのあまりの可愛さについムラムラときてしまい、這いよる煩悩を書き連ねただけのSSです。ちなみにうちは将人と衣理さんお前らさっさと結婚して末永く爆発しろ派なのでそれっぽい内容になっています。

2・これを書いている時点で本編は08まで更新されています。09以降で誰かが死んだり発狂ED迎えるかもということは一切考えてないのでご了承ください。

3・本編で他国語が出てますが、日本語以外初期値なうちが外国語など理解できるはずもないので、エキサイト翻訳しています。違和感に気が付いても生暖かい目でコッソリツッコんで下さい

 ではいあ!いあ!くとぅるふ!


 追記・冬コミ受かってます。詳細は後日~。



「………」

 嵯木坂衣理は無言で目の前のそれと対峙していた。
 銀色の髪は濡れてしっとりとしており、まったく無駄のない引き締まった白い素肌には下着以外何も身に着けてはいない。

「……はぁ」

 そして唯一無駄なまでに……というか本来全身に均等配分される量まで集まってるんじゃないかと疑われるほど豊満な胸が大きく揺れるほどのため息を吐き、どうしてこうなってしまったのかとただただ悔やむしかなかった。



 事の始まりは一時間ほど前、警察の専任捜査官である霧島 将人から掛かった一本の電話であった。


「焼き鳥……ですか?」

「ああ。ようやく医者から飲酒の許可が出たからな。よかったらこの前の事件解決の打ち上げも兼ねて一杯どうかと思ってな」

「私は構いませんが……しかし女性を食事に誘う場所としてどうなんですか、焼き鳥って」

「俺の給料じゃそれくらいが限度なんだよ」

「その台詞は霧島さんがご馳走して下さると理解してよろしいんでしょうか?」

「あの時は世話になったしな。で、どうする嵯木坂? 必要なら平塚に足をさせるが」

「驕り、ならば妥協点ですね。ビールの美味しいお店をお願いします」

「残念ながら日本じゃエ○スかキ○ンかスーパー○ライくらいしか選択肢はないぞ」

「……まあ、それも妥協しましょう。では二時間後くらいにお願いします」

「うん? 意外と時間を取るな」

「気心知れた仲とはいえ男性からのお誘いですからね。身だしなみを整えますよ」

「焼き鳥食いに行くくらいで大げさだな。普段着でいいんだぞ」

「ええ、普段着のスーツで行かせていただきますよ」

「……自分で言ってて何だが、たまにはスーツ以外の服も着たらどうだ?」

「霧島さんも知ってるでしょう? 日本には私に合う服は少ないんですよ。スーツだってオーダーメイドなんですから」

「平塚にそれとなくサイズを教えれば悦んでプレゼントしてくれると思うぞ」

「『よろこんで』の部分の漢字にまったく違和感がありませんね……何ていうか、平塚さんに私のサイズを知られるのは危険きわまりない気がするので遠慮します。というか、そういうなら霧島さんがプレゼントして下さいよ」

「何だ、それだと俺になら嵯木坂のサイズを知られてもいいという風に聞こえるが」

「以前私のカップを平然と聞いてきたのは誰ですか……まあ、霧島さんはプライベートなことを簡単に口にするような人ではないでしょうからね。服の代価としてはまあ納得が出来る範囲です」

「ま、それは保留ということで……じゃあ後でそっちに向かうな」

「はい、分かりました。では後で」


 衣理は通話を終えると、思わず笑みを浮かべ、そしてそんな自分の姿にはっとすると少し頬を染めて頭を振った。

「き、霧島さんは私を女性として見てないですよね絶対。ま、まあ見られても色々と困りますが」

 誰が聞いているというわけでもないのにそう口にすると、途中だった報告書の作成を猛スピードで終わらせ、すぐに風呂場へと向かう。

「っと、そういえば頼んでおいた新しいスーツはまだ出来ないのでしょうかね」

 実は前回の事件の際、着ていたスーツが色々あってダメになったのだ。なので今着ている一着しかなく、色々と不自由している。

「これも一度仕立て直してもらった方がいいかもですね……何だか、ちょっとキツい気がします」

 と、ベストで押さえ込んでいる一部分を見つつ、衣理は名状しがたい複雑な表情を浮かべた。
 正直な話、衣理は自分のスタイルがあまり好きではなかった。元軍……ある組織に身を置き、卓越した戦闘技能を持つ衣理にとって、足下の視界を遮られ戦うときも邪魔にしかならず、男性からの不愉快な視線しか集まらないそれは不要物以外の何ものでもないのである。
 もっとも、他の女性からすれば贅沢な悩みであることは衣理も理解しているので口にはしなかったが。
 スーツとベストを脱ぎ、シャツや下着を次々と脱いではすぐさま洗濯機へと放り込む。

「髪も洗いますか。煙くなりそうだから帰ったらもう一度洗うことになりそうですが……そう言えば霧島さん、初めて会ったときこの髪を見ていきなり英語と思われる謎言語で話しかけてきましたっけ……私、ドイツ系のハーフなのに」

 と、ポニーテールにまとめた髪を解きながら将人との出会いを思い出し、そしてそんな自分が再び笑みを浮かべていることに気が付くとさっき以上に頬を染め上げ、慌てて洗濯機に服を放り込んで適量以上の洗剤を放り込み、スタートを押した。
 そして自身は浴槽に頭を冷やす……いやこの場合は温めるか……かのごとく、文字通り飛び込んだ。

「……ぷはっ!」

 数秒後、頭まで浸かっていた顔を上げ乱れた呼吸を整えると、一旦浴槽を出て腰より少し高い位置まである自分の銀髪、白く無駄のない細い身体(一部例外あり)、その全てを丁寧に洗い始めた。

「……まあ、私が女性として見られない理由は、私が一番理解している……つもりなんですけどね」

 特殊な職業に就いていた過去。私立探偵という明らかに怪しい現在。こんな経歴のある女性などよほどの物好きでもないかぎり敬遠するのが当たり前だ。

「……っ!」

 衣理は頭から湯をかぶり、シャワーで身体に纏った泡を洗い流して再び浴槽に浸かった。

「……うー、むー」

 普段は一時間近く長湯するほど衣理は日本の湯船式入浴が大好きなのだが、どうも今日は落ち着かない。普段なら鼻歌でも奏でるところなのに今日はうなり声とその反響による不協和音しか響かせられなかった。
 衣理はこれ以上の入浴を諦め浴槽から出た。そして湯気の立ち上る火照った身体の水分をバスタオルで軽く拭き取ってからそのまま身体に巻き付け、下着を収めているタンスの引き出しに手を伸ばす。

「………」

 が、しばらく停止した後、別のタンスから真新しい、そして大人っぽい紫色の下着を取り出したのである。

「いえ、別に見せる予定などないですけど、見えないところも気を使うべきですよね」

 と、誰に対してでもない……あえて言うなら自分に、だろうか……言い訳を呟きつつ、それを身に付けた。
 そしてこれまた真新しいワイシャツを纏い、スーツにオーデコロンでも振ろうかと考えたところで……衣理の血の気が引いた。
 ないのだ。置いておいたはずの、さっきまで着ていた衣理のスーツが。

 ――そういえばさっき、変なことを考えてしまって混乱したときに……そこら辺にあった服を、全部……。

 慌てて脱水処理をしていた洗濯機の蓋を開ける衣理。異常を伝える警告音を響かせると同時に緊急停止した洗濯機の中に……。
 皺だらけになり、水分を多量に含んだスーツが下着と絡まった状態で発見された。



「えっと、確かここに入れたはず……」

 下着姿のまま寝室に駆け込んだ衣理は真っ先に衣装ラックを全開にし、クリーニングの袋に入ったままの衣服を漁りだした。

「……! ありました! 昔のスーツ!」

 ようやく捜し当てたそれは、衣理が日本で探偵業を始めたときに着ていたスーツだ。少し色褪せてきたときに新調したのだが、思い入れが強かったので取っておいたのだ。

「あとは……体型が変わっていなければ……」

 衣理は息を飲みながら、まるでスローモーション再生でもしているかのようにゆっくりとズボンを履いた。

「……入った!」

 キツくなかったことに盛大に安堵し、緩くもなっていなかったことを少しだけ残念に思いつつ、衣理は大きく息を吐く。

「ふぅ……何とかなりそうですね。新しいスーツは明日届けてくれるという話ですし」

 時間も約束のそれまで一時間弱ある。髪を乾かし軽く化粧をする時間は充分あるだろう……そう思いつつ衣理はベストを羽織った。

「……っ!?」

 そこでようやく衣理は気が付いた。気が付いてしまった。
 ……大きく変わってしまった部分が、あったことに。

「は、入らない!?」

 思わず叫んでしまった衣理が見つめる先はもちろん腰回りではない。それより遙か上の……ベストで抑えきれない、胸の部分であった。

「まさか……まだ成長していたなんて……」

 驚きのあまり言葉を失う二十五歳。だが、驚愕している場合ではない。ベストが着れないということは、当然ベスト着用後のサイズに合わせている上着が入るはずもなく……かといってワイシャツ姿で将人の前に出ることなど衣理に出来るはずがない。

「この際……この際、何でもいいから、何か着れる服は……」

 ワイシャツとズボンを脱ぎ捨て、再び衣装ラックをかき分ける衣理。

「………」

 十分ほど経過した後、ようやく入るであろう服を見つけた。
 そして……SAN値が直葬になるほど、それを着るか悩みに悩むことになったのである。



「いやあ、衣理さんに会うのも久しぶりっすね~ねえ、霧島さん」

「お前相変わらずテンション高えな平塚」

「そりゃああんな美人と一緒に食事が出来るんですよ? テンション上がらない方がおかしいじゃないっすか。いやー、あのヤマ受けて本当に良かったっすよ……あ、着きましたよ霧島さん」

「……平塚、言い忘れていたがな」

「はい?」

「店の予約、二人分しか入れてねえんだ」

「……はい?」

「つまり……おめえの席、ねえから」

「なん……だと?」

 這いよるような混沌の表情を浮かべる平塚を車に残し、将人は衣理の事務所兼自宅の呼び鈴を押した。

「……霧島さん、ですか?」

「あ、ああ、そうだが……嵯木坂、どうかしたのか?」

 程なくして内から衣理の声が聞こえたが、そこで霧島はちょっとした違和感を覚えた。衣理の様子がいつもと違うのだ。
 普段ならドアを開け放ち笑みを浮かべ迎え入れてくれるのだが、今日はドアが開かれる様子がなく、ただ中から

「……入ってきて下さい、霧島さんだけでお願いします……」とか細い声が聞こえてくるだけだ。

 不審に思いながらも将人が中にはいると、すぐそこに衣理はいた。

「………」

「……どうぞ、遠慮なく笑って下さい」

 思わず口を開けて呆然とする将人と、そんな将人を見て拗ねたように頬を膨らませ、ヤケクソのように呟く衣理。

「……その、なんというか……何? それ?」

 将人はそう言葉にするのがやっとだった。
 当然だろう、普段スーツ姿しか見慣れていない……自身の身長と一部のサイズが日本の一般女性とかけ離れているため、服の調達に苦労しているというのは聞いていたが……そんな衣理が。
 漆黒のパーティードレス姿で現れたのだから。

「い、色々あったんです!」

 と、衣理は顔を真っ赤に染め上げながら間違えてスーツを洗濯してしまい、これしか着られる服がなかったという経緯をまくし立てるように語った。昔のスーツが胸のせいで入らなかったことだけは隠しておいたが。

「これは両親が日本で事務所を開くときにお祝いだって作ってくれて……だからもったいないっていうのもあったんですけど、何より、その……む、胸の部分が……」

 そう、衣理が着ているドレスは胸の部分を首にかけた「布」で包むタイプの開放的なドレスだった。まあだから同時期に買ったスーツよりも調整がしやすかったのだが。

「そ、そうか……しかし……」

 将人は改めて衣理の姿を見た。
 確かに胸の部分が強調されているが、黒という色と衣理の落ち着いた雰囲気が妙にマッチしており、決していやらしくはない。ポニーテールではなく髪を下ろしているのも更にその様子を強めている。
 まるで、お嬢様……いや。

「……お姫様だな」

「……霧島さん?」

「な、何でもない!」

 衣理の訝しげな声に我に返った将人は己の邪念を振り払うように頭を振った。

「で、どうするんだ? さすがにその格好で焼き鳥はファミレスにスーツを越えるぞ」

「分かってますよ……」

 と、そっぽを向く衣理。その姿は大の男を軽々と制するほどの武道の使い手とは思えない、可愛らしい仕草であった。

「………」

 将人は苦笑を浮かべ、ケータイを取り出した。

「もしもし、平塚か。今日はもういいぞ。というか今すぐ帰れ……なあ平塚、縄文時代ってな、何で『縄』って文字が入っていると思う? 初期に制作されたとされる土器にな、縄を使って付けた模様があるからなんだと……縄文土器に、なりたいか?」

 次の瞬間、ケータイの通話が切れ外から車の走り出す音が響いた。

「嵯木坂、さっきも言ったが俺の給料じゃ本来焼き鳥が精一杯なんだ。だから今度無償でヤマをひとつ手伝ってもらうからな」

「えっと、霧島さん?」

 将人の行動が理解出来ず衣理は呆けていたが、

「駅前にあるホテルの最上階にその服でも違和感がないレストランがあるんだよ。今日はそこにするぞ」

 という将人のぶっきらぼうな声でようやく現状を理解したようだ。

「そ、そんな! 申し訳ないですよ、完全に私のミスですし……」

「……お前さ、気が付いてるか?」

「な、何をですか?」

「ここまで、一回も『また今度にします』って言ってないってことに……」



「っ!?」

 将人にそう指摘され、衣理は頬に朱を散らせた。
 確かに、普段なら考えられない。
 こんな服を着てでも、将人との食事を回避したくないと思っている自分が。

「ま、たまには年上の男らしいことをさせてくれよ、お嬢さん」

 冗談めいた声で手を差し出してくる将人。

「……ふふっ」

 そんな将人を見て衣理はおかしくなり、思わず笑みがこぼれた。
 もちろん将人が、ではない。慌てふためいていた、さっきまでの自分が、だ。

「じゃあ今日はご馳走になります。お礼はお仕事でお返しさせていただきますね」

「おう、期待しているぜ」

「では、エスコートお願いします。日本の男性もちゃんとエスコート出来るってことを証明して下さいね」

 何気なく言った台詞だったが、それを聞いて将人の行動が一瞬固まった。

「霧島さん? どうかしました?」

「いや……なあ嵯木坂」

「はい?」

「お前さ……こういうこと、経験あるのか?」

「……はい?」

 そう呟く将人の表情は……明らかに……。

「……Nein,Sie sind die Ersten.」

 だから衣理も……答えた。
 少しだけ、意地悪をして、だが。

「え? 何だって?」

 唐突に告げられた異国の言葉に困惑する将人。
 そんな将人に、衣理は差し出されたままの手を取りながら、悪戯っぽい表情で告げた。

「……秘密です」

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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