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魔法少女リリカルなのはSS 「ミルキーウェイ・ウィッシュ」

 一日遅れだけど気にしないで下さいw ぶっちゃけ昨日が七夕だって忘れていましたw

 そして最後の方に出てくる前回のSS話ですが、雛祭りの話でまだここを作っていなかった頃のやつなので公開していないです。どうしよう、今更だけど公開するべきだろうか?w

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「ママー、出来たよー♪」

「どれどれ……あの、ヴィヴィオ、これはちょーっと違うんじゃないかな?」

 星だの綿だの電飾だの色とりどりに飾られた笹を見て、苦笑を浮かべるなのは。どう見てもクリスマスツリーならぬクリスマス笹である。

「あのねヴィヴィオ、七夕っていうのは織姫と彦星が一年に一回だけ会う事を許された日でね、この日に笹を飾ってそれに願い事を書いた短冊をつけるとお願いが叶うってされているんだよ」

「さらに詳しく知りたい方は図書館で絵本を借りたり、W○k○参照にしたりして下さい」

「……はやてちゃん、誰に言ってるの?」

 まあ、そんなこんなで。
 本日七月七日、俗に言う七夕。本来は第九十七管理外世界「地球」のごく一部の催しであるが、上官にそのごく一部の出身者が多い機動六課でもその催しが行われていた。

「でもさ、本編の七月って確かJS事件の真っ只中じゃなかった? こんな事やってる暇あったっけ?」

「フェイトちゃん、気にしない気にしない(ツッコミ入れちゃダメ)♪」

「う、うん……分かった」

 閑話休題(それはさておき)。
 そんなイベントの内容を聞き、興味を持った隊長陣とフォワード陣はさっそく笹と短冊を用意し、各々ペンを走らせていた。

「それにしても晴れていないのが残念だね」

 自分も短冊を持ちながら、夜空を見上げたフェイトがそう言ってため息を吐いた。

「まあ、東京の七夕の晴天確率は二十六パーセントらしいからな。旧暦の時は五十三のパーセントらしいけど(W○k○より)」

「はやてちゃん、W○k○から離れようよ……」

「そや♪ なのはちゃん、スターライトを夜空に打ち上げたらどうや? 星空の代わりになるかもやで♪」

「……はやてちゃんがリミッター解除と始末書の責任を取ってくれるならね」

 フェイトとは別の意味のため息を吐きながら、なのははヴィヴィオの元に向かう。

「ヴィヴィオ、どんなお願い事をしたの?」

「んーと、これ」

――虫歯になりませんように。

「……こ、この前、シャマルさんに無理矢理歯の検診してもらったの、根に持ってる?」

「ううん、そうじゃないの。あのね……」

「虫歯にならなかったら、なのはのキャラメルミルク、いっぱい飲めるからだよね?」

 そう横から口を挟んだのはフェイトである。

「えっ?」

「ほら、なのはいつも『これ以上は虫歯になるからやめようね』って言って一杯だけしか作らないじゃない? だから虫歯にならなかったら大好きななのはのキャラメルミルク、いっぱい飲めるって思ったんだよね?」

 するとヴィヴィオは頬を染めて小さく頷いた。思わず抱きしめたくなったなのはだったが、流石に部下の前でそれは威厳が保てないので必死で我慢をする。代わりに、

「ヴィヴィオ、後で一緒に飲もうね」

 そう、笑顔で一言残して。

「うん♪」

 その光景を微笑ましげに見ていたフェイトの瞳に、ふと既に笹に付けられていた二枚の短冊が映った。

――Tが素直になりますように。

――Sの馬鹿が治りますように。

「………」

 ツッコミどころ満載だった。というか誰が書いたのかバレバレだった。

「こらスバルッ! アンタまたそんな馬鹿の事を!」

「へっへー、素直に『嬉しい』って言えばいいのに」

「だ、誰が嬉しいもんですかっ!」

(な、仲が良いのか悪いのか……)

 苦笑を浮かべつつ、今度はまだ書いている途中のエリオとキャロの元へ。どんなお願い事があるのか、保護者としてはやはり気になるところだった。

「エリオ、キャロ。ふたりはどんなお願い事をしてるのかな?」

「え、あ、フェイトさん!?」

 すると何故かエリオは慌てて短冊を隠そうとする。だが、その拍子にひらひらと舞い落ちてしまい、内容がフェイトの目に晒された。

――みんなが僕を男扱いしてくれますように。

「………」

 沈黙せざるを得ないフェイト。確かに一緒にお風呂に入ろうとしたり、エリオの目の前で平気で着替えようとしていたりはしたが、ぶっちゃけ誰も気にした様子はないので気に留めていなかったのだ。というかフォワードメンバーの中にまだ十歳の男の子ひとりという状況がよくないのかもしれない。見られてもそこまで恥ずかしくないからみな平気で着替えたりしてしまうのである。

「うん、ごめんね。十歳ってもうそういう扱いをして欲しい年頃なんだね、私、今始めて知ったよ……」

 はらはらと涙を流しながらエリオに頭を下げるフェイト。気恥ずかしくなったのか、エリオは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

「キャ、キャロはどんなお願いをしたの?」

 話を逸らそうと今度はキャロに矛先を変える。するとキャロは少し照れた様子をみせながらも、

――フェイトさんみたいな女性になれますように。

 と書かれた短冊を見せた。

「あら♪ ありがとキャロ♪」

「えへへ、だって本当の事ですから。やっぱり経験とか恋愛とか一杯積んで、素敵な女性になりたいです♪」

 ちらり、と隣を見ながらそう呟くキャロ。だが、

「………」

 フェイトは思わず固まった。とても、「恋愛経験はありません」とは言える状況ではなかったからだ。

(わ、私やっぱりどこかで人生間違ったかな?)

 そう心の中で呟きながら、尊敬の眼差しで自分を見つめてくるキャロから思わず視線を逸らしてしまうフェイトだった。

「そういえばフェイトさんはどんなお願いしたんですか?」

「えっ!?」

 と、唐突に会話に入ってきたのはさっきまでスバルとおいかけっこをしていたはずのティアナだった。何やら興味深げに、フェイトの手元にある短冊を覗き込む。

「テ、ティアナ、見ちゃダメだよ!」

 慌てて隠そうとするが、その内容はばっちりとティアナの目に入っていた。

――エリオとキャロがもっと甘えてくれますように。

「……えっと」

「………」

 エリオの隣で同じように顔を赤くして俯くフェイト。その様子を不思議そうに見ているキャロ。そんな三人に、ティアナは思わずツッコミを入れてしまった。

「……あの、それってお星様に願わないといけないような内容ですか?」


 フェイト達から少し離れたところで、なのはは冷や汗を掻きながら後退していた。

「ふっふー♪」

「は、はやてちゃん? どうして手をにぎにぎしながらこっちに近寄ってくるのかな? 私、そんな趣味ないよ?」

 言葉では言い表しにくいちょっとあれな笑みを浮かべて近寄ってくるはやてに、なのはは思わずそうツッコミを入れる。

「安心しや。これ以上大きくなられてもうちが惨めになるからせんよ。うちが興味あるのは……その手にある短冊や!」

「や、やっぱり!?」

「と、いう事で……スバルッ!」

「イエッサー! マッハキャリバー!」

 はやてのいる前方に集中し過ぎていて後方への注意が散漫だったなのはは、マッハキャリバーで加速したスバルにあっという間に短冊を奪われてしまった。

「ちょ!? スバル!? ていうかデバイス使うのは反則じゃない!?」

「すみませんなのはさん! でも八神部隊長から許可は貰ってますので! それに……私もなのはさんのお願い、興味あるんです!」

「はーやーてーちゃーんー!」

「あはは、堪忍や。さあ、スバル! 声高らかに読み上げるんや!」

「あ、はい! えっと……」

「だ、駄目ー!」

 必死で短冊を奪い返そうとするなのは。だが無常にも、スバルはその内容を読み上げる。

「世界が平和でありますように……?」

「………」

 硬直するスバル。絶句するはやて。はらはらと泣き出すなのは。どこからかやってきてそのなのはの頭を撫でているヴィヴィオ。

「……なのはちゃん、ちょっと読者(みんな)の声を代弁していいかな?」

「……どうぞ」

 はやては一度大きく息を吸い、そして、

「お前が言うなあああぁぁぁっっっ!!!」

 声高らかに叫んだ。
 そして、それと同時に。

「……あっ」

 はやてのポケットから何か一枚の紙が舞う。短冊だ。

「あれ? 八神部隊長さっきもう付けていませんでした? 『家内安全』って」

 スバルは不思議に思いながらもそれを拾う。

「あ、駄目やスバル! 後生やから見んといてぇっ!」

「え? ちょ、八神部隊長!?」

 大慌てでそれを取り返そうとするはやてに飛び付かれ、スバルは思わずそれを手放してしまう。
 そして短冊は再び宙を舞い、

「………」

 なのはの目の前に落ちた。

「は、はやてちゃん……? い、一応気にしてたんだ?」

「……何も言わんといてくれん? あとそれ破り捨てて」

 先程とは逆にはやてがはらはらと泣き出した。その思いを察し、なのはは短冊を回収して破り捨てようとして……。

「……めざせEカップ?」

「……へ?」

 何も知らないヴィヴィオが読み上げ、その内容に思わず呆けてしまうスバル。

「ちょっ!? ヴィ、ヴィヴィオ!」

「うわぁーん! どうせうちは貧乳ですよっ! 中学まではアリサちゃんと同率三位だったのにいつの間にか最下位になってしまった女ですよ! もうこうなったらシリコンでも入れてやるー!」

 そして、大泣きをしながらそんな事を叫ぶはやてであった。


「……あのさ」

「……何だヴィータ」

「……率直な意見を言っていいか?」

「……どうぞヴィータちゃん」

「……前回(雛祭りSS)の時といい……アタシ達、もしかして作者に嫌われている?」

「……言うなヴィータ。悲しくなる」

 いや、そんな事はないです。本当にすみません……。

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

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