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魔法少女リリカルなのはSS 「嫌なものは嫌だからしょうがない」

 どうやらリリマジに受かっているぽいですw HPに「締切までにお申込みの方に落選はありません」とありましたのでw
 という事で頑張って書き下ろし仕上げねばw でも今日もまたカリムさんシリーズではないww

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「……シグナム、そっちはどう?」

「大丈夫だ。ヴィータ、ザフィーラ、共に配置に着いた。唯一の死角も……アースラの面々が押さえてくれている。二人には今……高町なのはが接触した」

「……なのはは、知らないんだろ? その……」

「……知らないはずだ。彼女はただ、自身が普段口にしているとおり……聞こうとするだろう、話を。そこを我らが抑えるだけだ」

「……悲しいわね。何だかみんなを騙しているみたいで」

「ああ……だが、やらねばなるまい」


「「「「我らが主、八神はやての為に!」」」」


「……アルフ、大丈夫?」

「……ユーノかい?」

「……あんまり、大丈夫じゃなさそうだね」

「う、ううん……大丈夫だよ! ほら、元気元気! 朝だって肉をたくさん食ったからね」

「……無理はしないでいいよ……辛いのは、分かるからさ。僕だって、これがなのはだったらって思うと……」

「ユーノ……ああ」


「「まさか、またフェイトと敵対する事になるなんてね……」」


――それは、彼女達を知るものならとても信じられない事。
――彼女達の関係を知るものなら、ありえない事。
――その、ありえない事が起こっている。


――八神はやてとその騎士、ヴォルケンリッター。
――フェイト・T・ハラオウンと高町なのは及びアースラ。
――この、前者と後者が違え、争うなど……。


 事の発端はあの日の朝。なのはのケータイに入ったクロノからの電話から始まった。

「クロノくん? どうかしたの? 今日は私何も予定なかったよね?」

「なのは!? すまない、そちらにフェイトが行ってないか?」

「フェイトちゃん? ううん、来てないよ? 午後にみんなで遊ぶ約束はしているけど……何か、あったの?」

 普段は歳らしからぬ落ち着きをしているクロノの、電話越しでも分かるその慌てようになのはは訝しげにそう尋ね返す。
 するとクロノは少しの間沈黙してから、まず「落ち着いて聞いてくれ」と述べてから、

「……フェイトとはやてが『アースラ』艦員四人に魔法弾を撃ち込んで逃走した。現在鳴海市に潜伏している。幸いな事に非殺傷設定だったからたいした怪我ではないが」

「……え?」

 なのはにとって、とても信じられない事を口にした。

「ど、どういう事!? 何でフェイトちゃんとはやてちゃんが!?」

「原因はまだ分からない……いや、何となく想像は付くのだが……正直、信じられないというのが僕の感想だ。ちなみにさっきの魔法弾を撃たれたアースラ艦員四人だが……これは、ヴォルケンリッターだ」

「……!」

 あり得ない。それがなのはの感想だった。
 家族であるはずのはやてが、仲の良いフェイトが、その相手を打つなんて。

「今ヴォルケンリッターとユーノ、そしてアルフで捜索隊を編成中だ……もし僕の予想が正しければ、あまり大事にはしたくないんだ……てるから」

「え? 今なんて?」

「何でもない。なのは、すまないがフェイト達を探してみてくれないか? フェイトはなのはの事を無条件に信頼している。君なら少なくともフェイトは説得出来るかもしれない。捜索隊の出撃にはまだ少々時間が掛かりそうなんだ。先程の件は元より、先方との約束もあるから出来るだけ早急に片付けたい」

「言われなくても動くよ……でも、約束って?」

「後で話そう。取り敢えず今は」

「あ、うん!」

 そう言って飛び出したなのは。だが……。


「フェイトちゃん! はやてちゃん!」

「「なのは(ちゃん)?」」

 フェイトとはやては思いの他早く見つかった。というかなのはの家の前でうろうろとしていたのである。

「良かった、みんなに見つからないうちになのはちゃんと合流出来たで」

「うん、良かったね、はやて」

 嬉しそうに笑いあうフェイトとはやて。だが、なのはには聞かなければならない事がある。

「……フェイトちゃん、はやてちゃん」

「……どうしたの、なのは?」

「……待ってやフェイトちゃん。なのはちゃん、まさか……」

 はやてが言おうとしている事に気が付いたなのはは肯定するように小さく頷いた。

「……さっきクロノくんから連絡が来た。ねえ、どうしてヴィータちゃん達を!? お願い、お話を聞かせて!」

「……!」

「フェイトちゃん!?」

 唐突に足元目掛けて撃たれた魔法弾。放ったのはいつの間にかバリアジャケットを纏ったフェイトだ。

「一歩遅かったようやな、流石クロノくんや、抜け目がない」

 はやてもまた騎士甲冑を纏っている。そしてなのはにシュベルトクロイツを突きつけていた。

「はやてちゃんまで……ねえ、どうしてなの!?」

 意味が分からず、状況を判断しようとするなのは。だが、混乱した頭がそれを許してはくれない。

「ごめんね、なのは……分かってるの、私達が悪い事をしているって事は。でも……どうしても、受け入れられない事ってあるんだよ」

「受け入れられない、事……?」

 そういえばクロノが先方との約束がどうとか言っていたのをなのはは思い出した。

「……誰かに会わないといけないの? それが、嫌なの?」

「嫌? ……そんなん当たり前やんか!」

 急に声を荒げるはやて。

「何であんな人達と会わなあかんのや!? いや、分かっとる、分かってはいるんや! それがうちらの為やって事は! でもな、痛い思いをする事が分かっていてどうして意気揚々と会えるって言うんや!?」

「は、はやてちゃん?」

「それにね……こんな事は言いたくないけど……この事は、なのはにも責任があるんだよ?」

「え? ど、どういう事なのフェイトちゃん!?」

「……それは」

「高町のせいにするのは筋違いだぞ、テスタロッサ」

「――!?」

「チェーンバインド!」

「ディレイドバインド!」

「ストラグルバインド!」

「鋼の軛!」

 アルフ、クロノがフェイトを、そしてザフィーラ、ユーノがはやてをそれぞれバインドで捕縛する。

「く、夜天の書! 蒐集を……ああっ!」

「ごめんなさい、はやてちゃん」

 とっさに夜天の書でバインドの魔力を蒐集しようとしたはやてをクラールヴィントの能力である「旅の鏡」で奪い、封じるシャマル。

「頼むはやて、大人しくしてくれ……」

「テスタロッサもだ」

 そしてヴィータとシグナムが二人のデバイスを奪う。見事としか言えない連係プレイであった。

「え? え? あの、これって一体!?」

 唯一この状況を掴めていないなのはが当然のように困惑していた。

「ああ、すまない。実はなのはに連絡を入れた時点でもう準備は整っていたんだ。この二人は確実になのはに接触を試みると思ったからね」

「えっと……つまり私って……エサ?」

「ご、ごめんなのは。でも、その……なのはって嘘が吐けないタイプだからさ、最初から作戦を全部話していたら絶対ばれると思ったから」

「あー! ユーノくん酷い!」

「だからごめんってば……」

「……まあ、それはいいよ。取り敢えず……ねえ、フェイトちゃん、さっき言ってた事、どういう事? 私にも責任があるって……」

 はっきり言ってまったく分からなかった。どこをどうすればフェイトやはやてがこんなぐるぐるの簀巻き状態にされる原因が自分にあるというのか。

「いや、だから高町に責任はない。あるとすればそれは二人の自己責任の無さだろう」

「は、はい?」

「さあ、二人とも。いい加減諦めなさい」

 クロノが頭を掻きながら呆れたような声で呟く。

「い、嫌や! 誰かいう事なんか聞くもんか!」

「な、なのは……お願い、私を助けて!」

「フェイト、往生際悪過ぎ……」

 アルフもまた呆れたように呟く。

「……というか、そんなに嫌なの?」

 そして、ユーノがようやく今回の事の原因を口にした。


「……歯医者に行くの」


「……は?」

「なのは、それギャグのつもりなら笑えないから」

「いや、そんなつもりは毛頭無いけど……歯医者さん?」

「嫌あああぁぁぁっっっ! そんななのはちゃん以上の悪魔の名前を言わんといてや!」

「はやてちゃん、頭冷やされたい? って、フェイトちゃん!? 震え方が尋常じゃないよ!?」

「……怖い、ドリルが怖い。私はライガーよりドラゴンが好きなの」

「……フェイトちゃん、年齢誤魔化していないよね? じゃあ私にも責任あるってどういう事なの?」

「ほら、なのはの家や『翠屋』に遊びに行くと大概士郎さんや桃子さんがケーキとかを提供してくれるだろ? そういう事」

「……なるほど」

 確かに歯医者に行く事になる要因はあるかもしれない。

「「………」」

「……レストリクトロック」

「「ああんっ!?」」

 いつの間にか二重のバインドを自力で解いて逃走しようとしていたフェイトとはやてに、なのはは容赦なく追い討ちのバインドを掛けた。その時の声はどこか色っぽかったが、ぐるぐるの簀巻き姿では当たり前だが興醒めである。

「な、なのは!?」

「お、お願いや……見逃してやなのはちゃん!」

「……もし、私にも責任があるというなら」

 必死の形相で訴えるフェイトとはやてに、なのはは、

「ちゃんと治療を受けさせてあげるのが友情、だよね?」

 悪魔の笑みで応えた。

「お、鬼ー! 悪魔ー! 冥王ー! いやあああぁぁぁ………」

「な、なのは! 私達友達だよね? お願いだから助け……あうううぅぅぅ………」


 その日、二人の少女の断末魔のような声が鳴海市に響いたという……。

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

Comment

No title

 どうも、はじめまして。読ませていただきました・・・この展開は予想できませんでしたよ(笑
 最初、シリアス展開で来るかとヒヤヒヤしていたのですが・・・楽しませていただきました。

No title

この発想はなかったwwwwwwwwww

No title

どこかで見た展開・・・けど、そのときはフェイトだけが虫歯のバージョンだったので、これはこれでなかなな出来具合いですね。
けど、もう少し死闘を演じて欲しいと思いました。
(ザフィーラかユーノあたりはラグナロクとかで撃沈するとか・・・)

No title

 >srkさん
 ありがとうございますw 展開が読めなかったと言われるのが作者的には一番嬉しいお言葉ですww
 
 >二番目の方
 結構使われているかなと思ったんですけどねw

 >三番目の方
 ……と思っていたらやっぱりあったんですね orz
 ギャグであまり長々とやるのはどうかなと思ったんですが、次はもうちょっとgdgdさせますね(違うと思うw

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