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魔法少女リリカルなのはSS 「ホーリーナイト・アフター・ミラクル」

 さっきまでドリフを見てましたショウ,ですw ドリフ面白いよねーww
 さて、久々のSS更新ですw このSSはある人とメッセをしていた時に思いついたもので、本当は最近の傾向どおりギャグSSにしようかなと思ったのですが……。
 どんな内容になったかはぜひ読んでみてくださいw

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「さて、みんなグラス持ったー? それじゃあ久々にみんな集まれた事やし、季節もちょうどクリスマス……と、いう事で『清祥小学校仲良し五人組クリスマス会』を始めるでー」

「わーい、ぱちぱちぱちぱち!」

「「「………」」」

 威勢の良い声と共にグラスを掲げるはやてとそんな彼女に盛大な拍手を送るアリサ。そんな陽気な雰囲気の二人とはうって変わってなのは、フェイト、すずかは何故か苦笑を浮かべていた。言いたい事があるのだが言っていいのか悩んでいるような雰囲気だ。

「えっとね、はやてちゃん、アリサちゃん……」

 そんな中、なのはは勇気を振り絞って、しかしおずおずといった感じで手を上げる。そんななのはをフェイトとすずかは固唾を呑んで見守っていた。

「ものすごく言い辛いんだけど……今日、二十六日だよ?」

 なのはがそう告げた、その瞬間、

――がしっ!

「ふ、ふえっ!?」

 はやてが右肩、アリサが左肩を、がっしりと掴んだ。

「……なあ、なのはちゃん」

「な、何?」

「私らな、思うんよ……ほら、クリスマスって二十四日のクリスマス・イブと二十五日のクリスマスがあるやろ」

「う、うん、そうだね……」

「だからね……二十六日のクリスマス・アフターがあってもおかしくないと思わないなのは!?」

 力説するはやてとアリサ。

「あ、あふたーって……」

 流石のなのはも納得するのを躊躇ってしまうようなその説に頷きかねていると、肩に置かれていたはやてとアリサの手に力が篭る。

「何よ、駄目なの!?」

 と、怒鳴るアリサ。

「だ、駄目ってわけじゃ……」

「なのはちゃん達はええよなー、二十四日に『翠屋』であったクリスマス会に出れたんやからんなー。私はお仕事やったんやけどなー」

 と、地面に「の」の字を書いて落ち込むはやて。

「アタシだってパパの会社が主催ってだけで肩のこるようなパーティーに借り出されてたんだからね……だからいいじゃない、せっかくパパに無理を言ってケーキとご馳走用意したのにさ……」

 ついにはアリサも同じようにいじけだした。

「え、あ、そ、そうだよね! クリスマス・アフターってあってもいいよね、さあほら、せっかくアリサちゃんがケーキとか用意してくれたんだから楽しまないとね!」

 もうそうやってはしゃぐしかなくなったなのは。フェイトとすずかも普段の大人しい雰囲気はどこへやら、かなり無理しているのがバレバレな態度ではしゃいでいる。

「よし! それじゃあ一日遅れの聖なる日、めいいっぱい楽しもうー!」

「おー!」

「「「お、おー!」」」


「まあ集まった名目はともかく、こうやってみんなで騒ぐのは好きだよ」

 子供用のアルコールが入っていないシャンパンの入ったグラスに口を付けながら、フェイトはそう言って小さく微笑む。

「そうだね、今回は私とフェイトちゃんはお仕事入ってなかったけど、来年は分からないしね」

 苦笑を浮かべながら一口サイズの鳥のから揚げを口に入れるなのは。

「まあな。クリスマスなんて行事があるの、キリスト教のある私らの世界だけみたいやしな」

 ケーキを切り分けながらそう呟くのははやて。

「へえ、そうなの?」

 フライドチキンを咥えながら尋ね返すアリサ。

「でも、確かに私達の世界でも海を隔てればまったく違う文化や宗教になる事が多いから、それが世界間になればかなりの違いが出ても不思議はないと思うよ。ほら、魔法がいい例だと思うけど」

 にこにこと微笑みながらはやてが切り分けたケーキを皿に乗せるすずか。
 そんなあまり子供らしくない会話を交わしながら和気藹々と談笑をする五人。

「……あのさ、やっぱりなのは達って将来的にはミッドチルダ……だっけ? そっちの方に行っちゃったりするの?」

 だが、アリサの何気ない……しかしどこか切実な表情で呟かれたその言葉に、なのは、フェイト、そしてはやては沈黙せざるをえなかった。

「いやさ、そっちの方がいいのはアタシも分かるよ。それに、将来的にはなのは達だけじゃない、アタシやすずかだっていつかそういった自分の将来を選択する時がくるってのも分かってる。家業を継ぐにしろ、それ以外の道を歩むにしろ……ね。でも、さ……早過ぎない?」

「アリサちゃん……」

 妙にしんみりし始めた雰囲気。それをもたらしてしまったのがアリであったなら、もう壊すのは彼女しかいなかった。

「何やアリサちゃん、寂しいんか?」

「なっ!? ち、ちちち、違うわよ! アタシはただ魔導師としての道以外にも色々あるんだし、アタシ達まだ小学生だし、もうっちょっと色々考える時間を持ってもいいんじゃないかなって思っただけで……」

「あはは、アリサちゃん顔真っ赤、可愛いな~♪」

「っ! ……は~や~て~!」

 首まで真っ赤にしたアリサはそのままはやてに襲い掛かり、背中に馬乗りになってその頬を引っ張る。どこか懐かしいその光景になのはとすずかは思わず笑みがこぼれた。

「ふぁ、ふぁふぃふぁふぁん、ふぃふ、ふぃふふぁっ!」

 ちなみに訳すと「あ、アリサちゃん、ギブ、ギブやっ!」になる。

「あー頬っぺた痛かった……」

「自業自得よ」

 数分後、ようやく開放された頬を撫でながらそう呟くはやてに、アリサは悪びれる様子もなくはっきりと告げた。

「……なあ、アリサちゃん」

 そして、ふいに真面目な顔になったはやてはまっすぐにアリサを見つめてそう切り出す。

「……何?」

「あんな、確かに私らはまだ小学生……十歳の子供や。普通やったら将来を決める歳やないわな。でもな、うち、もう決めたんや……あの子にもらったこの魔法の力、今困っている誰かの為に使いたいって」

「「「「………」」」」

「あの子は私に本当にたくさんのものをくれた。家族、温もり、そして……力。確かに最初は魔法の力で体悪ぅしたけど、でも最後には私はあの子に、そして魔法の力に救われたんや。だから……私は証明したい。確かに『闇の書』のように不幸を呼ぶ魔法もある。でも、『リィンフォース』のように祝福を呼ぶ魔法もあるんやってな」

「はやて……」

 微笑みながらそう告げるはやてのその顔は、どこか大人びて見えた。

「……私もそう。私は最初、ただひとりの人の為に魔法をあまり良くない事に使っていた。それが正しいと信じていた。でも、それを『全力全開』で止めてくれた人がいた。魔法で悲しい事もあったけど……その分、楽しい事もあった。なのは達に会えた……お友達になれたから」

「フェイトちゃん……」

 フェイトもまた、その心境を語りだす。

「……ねえ、アリサちゃん。私達は確かに魔法という存在で色々変わった。本当に、色々。でもね、絶対に変わらないって、自信を持って言える事がひとつだけあるんだ」

 なのははそう言ってフェイトの、はやての、すずかの、そしてアリサの手をまとめて握った。

「私達……ずっとお友達だよ♪」

 そして、笑顔で、はっきりとそう告げる。

「なのは……」

 そんななのはの笑顔を見て、アリサは小さく微笑むと、

「当たり前の事言ってんじゃないわよ、ばかちん♪」

 そう言ってなのはに飛びつく。

「ふえっ!? な、何でアリサちゃん私にヘッドロックするの!?」

「あはは、いいでアリサちゃん、もっとやったれ!」

「だ、だめだよアリサ、なのはいじめちゃだめ!」

「ふふっ、大丈夫だよフェイトちゃん、あれはアリサちゃんの照れ隠しだから♪」

 そして、楽しくて穏やかな、「クリスマス・アフター」は過ぎていく……。


「……よかった、フェイト、楽しそう」

「……主もだ。あれから一年……もう『闇の書』の侵食による下半身の麻痺も完全に消えたようだし、心配はなかったようだ」

「………」

 そんな、アリサの家で開かれていた「クリスマス・アフター」という名の後夜祭ならぬ後日祭を眺めるみっつの人影があった。

「でも、どうして私達、ここにいるのかな? それにお互いの事、知らないはずなのに何となく知っている気がするし」

「それは私にも分からない。貴女が一年前、私がフェイト・テスタロッサに見せた『IF』の世界の存在なら多少の説明は付くが……」

「そうなると彼女の存在が分からないよね? この世界では本来存在しないはずのもの、それこそ、『IF』の世界の住人……」

「………」

 二人の視線を集めるその存在は、何も言葉を発しようとしない。ただ、なのはを見つめて小さく微笑んでいるだけだった。

「うーん、で、結局私達って何だと思う?」

「さあ、私でもそれは分からない。ただ……」

「……ただ?」

「……本当に、『クリスマス・アフター』……聖夜に起こるはずだった奇跡が、残っていたのかもしれない」

「……そっか」

「………」

 残りの二人の少女が、笑顔を浮かべて頷いた。そして、三人同時に視線を移す。

「あ、アリサちゃん! それ、アルコール入りのシャンパンだよ!?」

「す、すずか、もしかして飲んじゃったの? 何だか顔が赤いよ?」

「あははー、私も飲んだる! だからなのはちゃんもフェイトちゃんも飲むにゃー!」

「「こちらはすでに盛大に酔っていらっしゃる!?」」

 それぞれの、大切な存在へと……。


 そんな中、その三人の中のひとりは自分の大切な人の声が聞こえた気がした。

――なあ……見てくれてるか? 私、今幸せやで……だから、改めて言わせてな……この幸せを、祝福の風をありがとうな。

 だから、心の中でこう答えた。

――私は、貴女に幸せを運ぶ存在ですから……だから、これからも、貴女に……貴女の大切な人に届けていきます。

――祝福の、風を……。

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

Comment

No title

明けしておめでとう御座います
今年も宜しくお願い致します!!

No title

>羽桜さん
こちらこそお世話になっておりますw
今年もよろしくお願いいたしますww

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