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わりと○○な騎士の一日シリーズ外伝 「カードキャプターカリム」 第一話
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
そして新年一発目のSSがこれですかwww
そういえば冬コミですが、うちは委託という形で参加しており「ものがたり屋。」としては参加していなかったのですが、新刊はちゃんと出ていました(当たり前)。現在とらのあな様で委託をさせていただいておりますのでよろしければどうぞw
そして今年の活動予定ですが、二月のユニゾンインは残念ながらサークル落ちをしてしまったので三月のリリマジ6にて今年最初の活動を行う事になるかとw ちゃんと新刊も発行予定ですのでーw
ではそろそろ本編にw
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
――聖王教会騎士カリム・グラシア、××歳。好きなもの、可愛いもの(カリム基準)。好きな事、可愛いものを愛でる事(カリム式)。嫌いなもの、可愛くないもの(カリム基準)。嫌いな人、管理局の白い人(カリム見解)。
……今一番欲しいもの、ユーノ・スクライア(但しフェレットモードに限る)。
「シャッハ、ユーノくんは何故最近私のところに来てくれないんですかー?」
「……ですから、ユーノ司書長も本来はお忙しい方なんです。そうちょくちょくとミッドの郊外にあるベルカ自治領のこの聖王教会に来れるはずがないじゃないですか」
もう何回目になるか分からないカリムとのこの問答に、シャッハは深いため息を吐いた。
かなり初期にとって付けたような設定だった為作者自身も忘れかけていたが、カリムはある病的とも言える禁断症状を持っていた。「可愛いものを愛でたくなる症候群」である。
本来なら周期は半年に一度くらいなのだが、よほどフェレットのユーノが気に入ったのか最近のカリムはその周期が極端に短くなっていた。単に堪え性がなくなったとも言うかもしれないが。
その分症状は軽くなり、前のようにぬいぐるみを抱きしめながら「あーん、本物のパンダさん抱っこしたいよー、アザラシさん抱っこしたいよー、狐耳をした女の子抱っこしたいよー」とか言いながらベッドの上を転げまわっているといった奇奇怪怪な行動は取らなくなり、ただ机に座って三分に一回ため息を吐くという行動程度になったのだが、まあ、どっちもどっちである。だって仕事してくれないし。
「……今一瞬シャッハの心情が入りませんでした?」
「気のせいでしょう。とにかく、ユーノ司書長もお仕事をしてるんです。騎士カリムも少しは執務をこなして下さい」
「分かってる、分かってるんだけど……やる気でないのよ……」
そう呟いて机に突っ伏すカリム。
「はぁ……こっちまでため息が出てきます……そういえばもこちゃんはどうしたんですか?」
もこちゃんとはカリムが飼っている「もこもこうさぎ」という動物の愛称である。見た目は可愛いが口腔内は凶悪で……まあ詳しくは「わりと動物園な騎士の一日」参照で。
「はしょりやがった……」
「もこちゃんなら里帰りしましたよ。親戚のお兄さんがご結婚なさるという事で一ヶ月の予定で」
「色々ツッコミどころ満載なんですが……」
「シャッハ、あまり口うるさいと嫁の貰い手がなくなりますよ?」
その瞬間、カップの割れるような音がカリムの執務室に響いた。床からではなく、シャッハの手から。
「すみません騎士カリム、カップを粉砕しちゃいました♪」
「うん、謝るから粉砕したカップを握った手と共に笑顔をこっちに振り向けないでシャッハ」
「大体、そんな事を言っていたら騎士カリムはそろそろ年齢的にも危な」
粉砕した。カリムの執務机が。
「シャッハ、刹那の時間に二回の拳撃を叩き込んで粉砕する技の事を知ってる?」
「二重の何とかですね、取り敢えず謝りますから落ち着いて下さい」
「いいんです! 大体私もシャッハも聖王陛下(ヴィヴィオ)に全てをささげている身。清い身体のままでいるのが普通なのですから。某怪盗少女漫画のヒロインも変身条件がそれだったじゃないですか」
「『聖なる尻尾』じゃない方ですよね? でもあれ最終的には確か……」
「だ・か・ら! 私達が清いままでいる事に何の問題も」
「つまり、騎士カリムはまだしょ」
シャッハの髪が数本、宙に舞った。
「何でもな〜い何でもな〜い恋の魔法で〜♪」
「ジャス○ックの番号記載した方がいいのかしら?」
「どういう心配ですか……あと聖王陛下(ヴィヴィオ)に全てをささげている身とか言っている割にはその聖王陛下にコスプレさせようと虎視眈々と狙っているのは誰ですか?」
「だって可愛いんだもん♪」
その瞬間、シャッハの頭には前に見たある探偵と犯罪者の対決を主軸にした漫画の台詞が浮かんだという。
すなわち、
――ダメだこいつ、早く何とかしないと……。
「そういえば、ユーノくんは今何をしてるんですか?」
つい最近まではちょくちょく会いに来てくれた(カリム視点であり、本当は色々あって来ざるを得なかった。主にシャッハの懇願とか)のに急に来れなくなったという事は、ユーノの周辺で何かがあったのかもしれない……そう考えたのである。
「あ、はい。何でも興味深い魔導書が見つかったとか言ってました」
「そ、そんな!? ユーノくんは私より趣味を取ったのですか!?」
「いえ、考古学者でもあるので立派に仕事でもあると思うのですが……何でも最近、ヴィヴィオが司書の資格を取る為の勉強の為にユーノ司書長をお手伝いしているようです。親子みたいで微笑ましいと評判ですよ?」
「……親子?」
その瞬間、カリムのアホ毛が反応した。なおこのアホ毛は一部のアホ毛好きによって付与されたオリジナル設定であり、本設定ではないのであしからず。
「……ふふっ、そうですか、そういう事ですか」
「……騎士カリム?」
「ようやく分かりましたよ、なのはさんの考えている事が!」
「はい?」
どうしてそこでなのはの名前が出てくる事になるのだろうか。シャッハは本気でカリムの心配をした。頭の。
「きっとなのはさんはそうやってヴィヴィオとユーノくんが親子みたいに仲が良いというところを周囲に認知させ、そのまま自分のものにしようとしているに違いありません!」
「いや、あくまで今のは周囲の意見でして決して本人達の意見では……」
「何て卑劣な! そこまでしてあの方はユーノくんを自分のペットにしたいのでしょうか!? 信じられません!」
それ明らかにアンタの考えだろう……心の中でそう突っ込み、ユーノの心中を察して涙するシャッハであった。
「こうしてはいられません! 今すぐ無限書庫の方に」
「仕事をしなさい!」
「あーん、シャッハのいぢわる〜! ユーノくん、今すぐ私の胸に飛び込んで来て下さい〜!」
いつの間にか用意されていた新しい執務机に引っ張られるカリムは、手を組んで窓から見える太陽に願った。
「……って、あれ?」
「? どうしました?」
「……あの、シャッハ」
「はい?」
「……太陽が落ちてきているって言ったら信じる?」
「………」
「そんな可哀想なものを見るような視線を向けないで下さい! ほら、だって落ちてきてるじゃないですか、もろに!」
「はいはい、分かりました、分かりましたから仕事をしましょうね」
「やっぱり信じてない!? というかシャッハ、危ない、ぶつかる!」
「ああもう! いい加減にしてくださ」
その瞬間、シャッハの後頭部に何か柔らかいものがぶつかり思わず前につんのめる。
「きゃっ!?」
そしてシャッハの頭でバウンドしたそれはそのままカリムの胸の中に飛び込んだ。
「え? ええ? な、何……はっ!? この毛並み……この感触は……!」
カリムはおそるおそる胸の中にあった毛玉を掴み抱えた。
「やっぱり! ユーノくんだぁ!」
そう、毛玉は目を回したユーノだったのだ。無論の事、カリムはハートを振りまきながらユーノを抱きしめる。
「ユーノくん、久しぶり♪ どうしたんでちゅか〜?」
「ですから騎士カリム、でちゅ言葉は気持ち悪いとあれほど……ふごっ!?」
そして同じようにシャッハの後頭部に今度は何かが埋まった。だが、その衝撃で気絶してしまったシャッハ、最初から気絶しているユーノ、
「んん〜、ユーノくんはやっぱりふかふかで気持ち良いでちゅね〜はふぅ♪」
ユーノに頬刷りしてその感触をお楽しみ中でシャッハが血を流して倒れている事すら気が付いていないカリム……誰もその存在に気が付いていなかった。
そして新年一発目のSSがこれですかwww
そういえば冬コミですが、うちは委託という形で参加しており「ものがたり屋。」としては参加していなかったのですが、新刊はちゃんと出ていました(当たり前)。現在とらのあな様で委託をさせていただいておりますのでよろしければどうぞw
そして今年の活動予定ですが、二月のユニゾンインは残念ながらサークル落ちをしてしまったので三月のリリマジ6にて今年最初の活動を行う事になるかとw ちゃんと新刊も発行予定ですのでーw
ではそろそろ本編にw
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
――聖王教会騎士カリム・グラシア、××歳。好きなもの、可愛いもの(カリム基準)。好きな事、可愛いものを愛でる事(カリム式)。嫌いなもの、可愛くないもの(カリム基準)。嫌いな人、管理局の白い人(カリム見解)。
……今一番欲しいもの、ユーノ・スクライア(但しフェレットモードに限る)。
「シャッハ、ユーノくんは何故最近私のところに来てくれないんですかー?」
「……ですから、ユーノ司書長も本来はお忙しい方なんです。そうちょくちょくとミッドの郊外にあるベルカ自治領のこの聖王教会に来れるはずがないじゃないですか」
もう何回目になるか分からないカリムとのこの問答に、シャッハは深いため息を吐いた。
かなり初期にとって付けたような設定だった為作者自身も忘れかけていたが、カリムはある病的とも言える禁断症状を持っていた。「可愛いものを愛でたくなる症候群」である。
本来なら周期は半年に一度くらいなのだが、よほどフェレットのユーノが気に入ったのか最近のカリムはその周期が極端に短くなっていた。単に堪え性がなくなったとも言うかもしれないが。
その分症状は軽くなり、前のようにぬいぐるみを抱きしめながら「あーん、本物のパンダさん抱っこしたいよー、アザラシさん抱っこしたいよー、狐耳をした女の子抱っこしたいよー」とか言いながらベッドの上を転げまわっているといった奇奇怪怪な行動は取らなくなり、ただ机に座って三分に一回ため息を吐くという行動程度になったのだが、まあ、どっちもどっちである。だって仕事してくれないし。
「……今一瞬シャッハの心情が入りませんでした?」
「気のせいでしょう。とにかく、ユーノ司書長もお仕事をしてるんです。騎士カリムも少しは執務をこなして下さい」
「分かってる、分かってるんだけど……やる気でないのよ……」
そう呟いて机に突っ伏すカリム。
「はぁ……こっちまでため息が出てきます……そういえばもこちゃんはどうしたんですか?」
もこちゃんとはカリムが飼っている「もこもこうさぎ」という動物の愛称である。見た目は可愛いが口腔内は凶悪で……まあ詳しくは「わりと動物園な騎士の一日」参照で。
「はしょりやがった……」
「もこちゃんなら里帰りしましたよ。親戚のお兄さんがご結婚なさるという事で一ヶ月の予定で」
「色々ツッコミどころ満載なんですが……」
「シャッハ、あまり口うるさいと嫁の貰い手がなくなりますよ?」
その瞬間、カップの割れるような音がカリムの執務室に響いた。床からではなく、シャッハの手から。
「すみません騎士カリム、カップを粉砕しちゃいました♪」
「うん、謝るから粉砕したカップを握った手と共に笑顔をこっちに振り向けないでシャッハ」
「大体、そんな事を言っていたら騎士カリムはそろそろ年齢的にも危な」
粉砕した。カリムの執務机が。
「シャッハ、刹那の時間に二回の拳撃を叩き込んで粉砕する技の事を知ってる?」
「二重の何とかですね、取り敢えず謝りますから落ち着いて下さい」
「いいんです! 大体私もシャッハも聖王陛下(ヴィヴィオ)に全てをささげている身。清い身体のままでいるのが普通なのですから。某怪盗少女漫画のヒロインも変身条件がそれだったじゃないですか」
「『聖なる尻尾』じゃない方ですよね? でもあれ最終的には確か……」
「だ・か・ら! 私達が清いままでいる事に何の問題も」
「つまり、騎士カリムはまだしょ」
シャッハの髪が数本、宙に舞った。
「何でもな〜い何でもな〜い恋の魔法で〜♪」
「ジャス○ックの番号記載した方がいいのかしら?」
「どういう心配ですか……あと聖王陛下(ヴィヴィオ)に全てをささげている身とか言っている割にはその聖王陛下にコスプレさせようと虎視眈々と狙っているのは誰ですか?」
「だって可愛いんだもん♪」
その瞬間、シャッハの頭には前に見たある探偵と犯罪者の対決を主軸にした漫画の台詞が浮かんだという。
すなわち、
――ダメだこいつ、早く何とかしないと……。
「そういえば、ユーノくんは今何をしてるんですか?」
つい最近まではちょくちょく会いに来てくれた(カリム視点であり、本当は色々あって来ざるを得なかった。主にシャッハの懇願とか)のに急に来れなくなったという事は、ユーノの周辺で何かがあったのかもしれない……そう考えたのである。
「あ、はい。何でも興味深い魔導書が見つかったとか言ってました」
「そ、そんな!? ユーノくんは私より趣味を取ったのですか!?」
「いえ、考古学者でもあるので立派に仕事でもあると思うのですが……何でも最近、ヴィヴィオが司書の資格を取る為の勉強の為にユーノ司書長をお手伝いしているようです。親子みたいで微笑ましいと評判ですよ?」
「……親子?」
その瞬間、カリムのアホ毛が反応した。なおこのアホ毛は一部のアホ毛好きによって付与されたオリジナル設定であり、本設定ではないのであしからず。
「……ふふっ、そうですか、そういう事ですか」
「……騎士カリム?」
「ようやく分かりましたよ、なのはさんの考えている事が!」
「はい?」
どうしてそこでなのはの名前が出てくる事になるのだろうか。シャッハは本気でカリムの心配をした。頭の。
「きっとなのはさんはそうやってヴィヴィオとユーノくんが親子みたいに仲が良いというところを周囲に認知させ、そのまま自分のものにしようとしているに違いありません!」
「いや、あくまで今のは周囲の意見でして決して本人達の意見では……」
「何て卑劣な! そこまでしてあの方はユーノくんを自分のペットにしたいのでしょうか!? 信じられません!」
それ明らかにアンタの考えだろう……心の中でそう突っ込み、ユーノの心中を察して涙するシャッハであった。
「こうしてはいられません! 今すぐ無限書庫の方に」
「仕事をしなさい!」
「あーん、シャッハのいぢわる〜! ユーノくん、今すぐ私の胸に飛び込んで来て下さい〜!」
いつの間にか用意されていた新しい執務机に引っ張られるカリムは、手を組んで窓から見える太陽に願った。
「……って、あれ?」
「? どうしました?」
「……あの、シャッハ」
「はい?」
「……太陽が落ちてきているって言ったら信じる?」
「………」
「そんな可哀想なものを見るような視線を向けないで下さい! ほら、だって落ちてきてるじゃないですか、もろに!」
「はいはい、分かりました、分かりましたから仕事をしましょうね」
「やっぱり信じてない!? というかシャッハ、危ない、ぶつかる!」
「ああもう! いい加減にしてくださ」
その瞬間、シャッハの後頭部に何か柔らかいものがぶつかり思わず前につんのめる。
「きゃっ!?」
そしてシャッハの頭でバウンドしたそれはそのままカリムの胸の中に飛び込んだ。
「え? ええ? な、何……はっ!? この毛並み……この感触は……!」
カリムはおそるおそる胸の中にあった毛玉を掴み抱えた。
「やっぱり! ユーノくんだぁ!」
そう、毛玉は目を回したユーノだったのだ。無論の事、カリムはハートを振りまきながらユーノを抱きしめる。
「ユーノくん、久しぶり♪ どうしたんでちゅか〜?」
「ですから騎士カリム、でちゅ言葉は気持ち悪いとあれほど……ふごっ!?」
そして同じようにシャッハの後頭部に今度は何かが埋まった。だが、その衝撃で気絶してしまったシャッハ、最初から気絶しているユーノ、
「んん〜、ユーノくんはやっぱりふかふかで気持ち良いでちゅね〜はふぅ♪」
ユーノに頬刷りしてその感触をお楽しみ中でシャッハが血を流して倒れている事すら気が付いていないカリム……誰もその存在に気が付いていなかった。
テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学
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