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魔法少女リリカルなのはSS 「フェイトちゃんのチョコレート事情」

 某動画サイト閲覧者向けSSになってしまいました。あとうちの中でフェイトちゃんはちょっと天然の入った子というイメージで溢れていますww

 現在リリマジ向けの書き下ろしSS執筆中の為、どうしてもブログ用のSSがおろそかに><; 申し訳ないです。取り敢えず、ちょっと時期の過ぎたバレンタインSSをどうぞww

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 バレンタインデーを数日過ぎた、ある日。

「あの、そういえばひとつ聞きたい事があるんだけど」

「ん? どしたんフェイトちゃん」

「……この前、みんなからチョコレートもらったけど、あれって何の行事なの?」

「「「「……はい?」」」」

 あまりに唐突で常識過ぎる質問に、一緒にいたなのは、はやて、アリサ、すずかはその場で固まった。

「あの、もしかしてフェイトちゃん、バレンタインデーって知らなかった?」

「馬簾・田院・D? 誰?」

「こっちが聞きたいわ! 何その弱そうなプレロスラーっぽい名前は!?」

 アリサの叫びにフェイトは頭を抱えて縮こまり、そんなアリサをすずかが苦笑を浮かべながら宥める。

「でも、そっか。フェイトちゃん知らなかったんだ。それじゃあチョコを用意してなくてもしょうがないよね」

「えっ……?」

「なのはちゃんな、フェイトちゃんからは友チョコ貰えんかったってちょっと落ち込んでたんよ。で、今日その理由が分かって一安心しとるってわけや」

「……!」

 フェイトは地球出身ではないのでバレンタインの知識はない。家族全員がそうなので二月十四日には何も起こっていない。
 しかし、フェイトの中では。

 バレンタイン=友情を深める為の大切な何か。それにはチョコレートが関係している。

 という比較的間違った知識が刷り込まれていた。


 その日の放課後、ハラオウン家。

「……ふぅ」

 大量の買い物袋を携え、フェイトは家に到着するなり一息吐く。
「急ごう、馬簾・田院・Dは過ぎているしね……」


 そして、それを遠くから眺める二人分の瞳。

「いいのかなあ、これって覗きだよね?」

「大丈夫やって。なのはちゃんだって気になるやろ?」

「それはそうだけど……」

 八神家、はやての部屋でシャマルのデバイス「クラールヴィント」を使い、なのはとはやてはフェイトを盗撮……もとい、様子を伺っていた。
 学校でバレンタインデーの話をしていた時、ふたりは今日フェイトが何か行動を起こすであろう事を何となく察していたのである。

「フェイトちゃん真面目だからあんな話し方をしたら絶対気にするだろうなあって思ったし」

「話をしたのはなのはちゃんやけどな」

「だ、だって、実はフェイトちゃんに嫌われてたのかなって気になったんだもん!」

「もともとバレンタインデーは女の子が男の子にチョコレートを渡す日やん。友チョコなんて言葉が出来たのはつい最近やで? 今年は逆チョコなんて言葉も出てきたし、みんな見事に製菓会社の策略に嵌まってるよなあ」

 自分だってかなり手の込んだ手作りチョコを用意していたくせに……とは言わない味付け(チョコにはあまり関係ない)と盛り付け(型に流し込むだけ)だけが取り柄のなのはであった。

「それにしても、荷物多すぎない?」

「うん、それに何だか便がぶつかり合うような音もしとるな。あとなのはちゃん」

「何?」

「……薬局で購入するようなチョコの材料、あったっけ?」

「………」


「えっと、材料は……ポー○ョン、赤○むし、エス○ップ、チオビ○ドリンク、リポ○タンD、アリ○ミンV、目玉○や力EX、ユン○ル皇帝ロイヤル、宝○精、気合○発、男の○信、カリ○マ如意棒、絶○帝王、すっぽ○エキス、天狗○如く、マカビ○ビンX、生姜、ニンニク、鷹の爪……」


 ずっこけた。

「フェ、フェイトちゃん!? 一体何を作る気なの!?」

「というか後半のものはその意味分かってるんやろうか……」

「? はやてちゃん分かるの?」

「………」

 顔を真っ赤にして押し黙ってしまったはやてを、なのはは不思議そうな瞳で見つめていた。


「……これで滋養強壮剤の完成。みんな激務で疲れてるだろうから元気を出してもらわないと。はやてに教えてもらった動画のサイトの情報が役に立った。あとは……ア○ロチョコを湯銭で溶かして……」

 フェイトは少し考える素振りを見せ、

「お世話になっているアリサ、すずか、ボルケンリッターのみんな、ユーノ、アースラのみんながこれ」

 と呟いて手の平サイズのハートの型を取り出す。

「そして、リンディ母さんとエイミィ、アルフ、クロノ、はやてがこれ」

 次にフェイトの両手くらいの大きさのハートの型。

「……なのはは、やっぱりこれ」

 最後に自分の身長と同じくらいの大きさのハートの型。どうやってその大きさを作るのか、それ以前にどこから取り出したのかは不明である。


「……はやてちゃん、少し頭冷やそうか?」

 すでにエクセリオンモードになっているレイジングハートを構えるなのは。

「ちょ、ストップ、お願いだから待って下さい! って既にカートリッジロードしてるしっ!?」

「どうしてくれるの? フェイトちゃん、間違いなく色々道を誤ってるよ?」

「で、でもなのはちゃん、一番大きいやん。一番好かれとる証拠やろ?」

「うん、それは嬉しいよ? でもね、優しさだけが愛じゃないと思うんだ」

「格好良い事言ってるようで実はただ単にあのチョコ食べるの回避したいだけだよねなのはちゃん……わ、わかった、何とかするからレイジングハートで私のお尻突かんといて!」

 涙目になりながらはやてはケータイを取り出し、フェイトの番号に電話を掛ける。

――もしもし? はやて?

「うん、そうやで。あのさ、フェイトちゃん。もしかして今日のみんなの話を気にしてチョコ作ったりしとらん?」

――……すごいねはやて。そのとおりだよ。

 そりゃあ見ていたし……と言いかけてはやては慌てて言葉を飲み込む。

「やっぱりな。実はな、言い忘れてたんやけど」

――?

「十四日以外でのチョコレートのお返しをするのは相手に『あんな不味いチョコ渡すんじゃねえよボゲェッ!』って事を意味するんやあああぁぁぁっっっ!」

――………。

「………」

「……はやてちゃん」

「いい、何も言わんでいい。わかっとるんや、無理ありすぎるって事くら……」

――ど、どうしようはやて!? 私、もうチョコ作っちゃってるよ!?」

「「信じちゃったよ!?」」

 本気でフェイトの将来が気になる同い年の少女二人であった。

「あれ? 今なのはの声が……」

「気のせいや。とにかくな、フェイトちゃんの気持ちは嬉しいけど、事情を知らんなのはちゃん達に渡したら大変な事になっとったのは間違いないで」

 電話口からガタガタと震える音が聞こえる。その音にはやては良心が痛んだが、物理的に痛いお尻の為に嘘を吐き続ける。

「でもな、これ、ひとつだけ例外があって、男の人にあげるのはオーケーなんや。だから、クロノくんやユーノくんにあげたらええと思うよ」

「ちょっ!? はやてちゃん!?」

――そうなの? 分かった、じゃあ二人にプレゼントする事にするね。はやて、教えてくれてありがとう。

 そこで電話が切れ、「クラールヴィント」から見える景色の向こうではフェイトが鼻歌を歌いながら身長の大きさの型以外を片付けていた。

「はやてちゃん、流石にそれはユーノくんとクロノくんが可哀想じゃ……」

「じゃあなのはちゃん、あれ食べる?」

「ごめんねクロノくんユーノくん」

 コンマ一秒の即答であった。


 その日、ふたつの悲鳴が鳴海市と無限書庫内に響いたという。


「………」

「ん? どしたんザフィーラ?」

「……いえ、いいのです。所詮我は獣扱いなのですね」

「……?」

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

Comment

No title

フェイトの「馬簾・田院・D」に大爆笑しました。
それと某動画サイトというのはわかりませんでしたが、材料を見てスーパー
ロボット大戦の気絶するほどの激マズイ味で効果バツグンのドリンクを連想
したのは自分だけではないと思います。

どんまいザッフィ。てか犬はチョコ食べちゃダメなんじゃw

No title

 >彼岸さん
 そういえばそれもありましたねww
 ちなみに笑顔動画でハイポーションと検索すれば出てくると思いますw

 ザッフィーは人型にもなれる狼だという事を思い出してあげてくださいwww

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