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わりと○○な騎士の一日シリーズ外伝 「カードキャプターカリム」 第七話

 長らくお待たせ(?)しました、カリムさん七話です。これで一旦カリムさんシリーズは終了。ちょこちょことは書いていくつもりですが、一旦A&Aシリーズを終わらせるためにそっちにシフトしますww

 あ、そうそう、夏コミ当選しましたw 三日目東 ユ-09bだそうですw
 発行物はバーニング下巻の予定。今必死こいて執筆中ですww あ、今回いつも表紙とかイラストを担当してくださっているクサナギ先生も同じスペースに来る予定なのでよろしくおねがいしますww

 では全てを投げ出した感が拭えない七話をどうぞ(マテ)

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――ついに始まってしまった、カリムVSなのは、シャッハペアの戦い。普通に考えれば愛用のトンファー型デバイス「ヴィンデルシャフト」での近接戦を得意とするシャッハと砲撃に関しては管理局内で右に出るものはいないとされるなのはのコンビが接待的に有利に思えるが、相手はスペック不明のカリムである。油断は出来ない。
――勝利の女神が微笑むのは、はたして……


「……はい、なのはさんの簀巻き一丁完成です」

 ……カリムの方だったようである。

「ちょっと!? 何このキングクリムゾン的なシーンカットは!? ここは最終話手前でフェイトちゃんの中の人の歌が流れるような一番盛り上がるシーンのはずなのに!?」

「戦闘シーンは書籍版で追加されます」

「どこのDVD映像特典ですか!? というかこうギャグにしている時点で書籍にするつもりまったくないでしょ作者!」

 身体を縄でぐるぐるの簀巻きにされ、それでも地上にうち上げられた魚とか海老のように身体をくねらせながら叫ぶなのは。ちなみにシャッハは犬○家よろしく、真下の海面から足だけ出して気絶している。生きているかどうかが不安になってくるが、そこはギャグSSという事で納得していただきたい。
 なお、ヴィヴィオは学園の宿題を忘れていたとかで先ほど大慌てで自宅に帰っていった。ほら、時系列的にヴィヴィオはまだ「セイグリット・ハート」を持っていないから危ないし。

「……というか、今回まったくいいところなしですねシャッハ……なむ~」

 流石に哀れに思ったのか、カリムはそう呟いて合掌した。

「いや、だから死んでないですって! あとカリムさん仏教徒じゃないですよね!?」

「ああ、そうでした。私、聖王教会の所属でした。ほんにゃらせ~はりみんせ~」

「き、気が抜けそうな経ですね……」

「もちろん冗談ですよ?」

「……ですよねー」

 もはや完全に脱力してしまうなのはであった。

「さて、なのはさんで遊ぶのはここまでにして……これで全てのカードが集まったわけですねユーノくん!」

「そ、そうですね……」

 それまでどこで口を挟めばいいか分からなかったユーノは、額に汗を浮かべながらもそう答える。

「さて、それでは……いでよ『希望』のカード! そして願いを叶えたまえ!」

「どこのドラゴン○ールですか……」

 声高らかにそう叫び全てのカードが入った本を掲げるカリムにユーノは思わずそうつっこむが、

「あ、本がカードになりました」

 カリムの喜びの声に全力で脱力する。

「出てくるなよ!? そんなパクリっぽい呪文で出てくるなよ!? せめて封印解除で出てこようよ『希望』のカードさん!?」

「とにかく、これで……私のあの願いは……じゅるり」

「カリムさん、涎、涎! 聖王教会の騎士としてあるまじき顔になっていますよ! すっごく今更な気がしますけど!」

 そんなやりとりをしながら、ユーノはふと考える。
 ……本当に、このままでいいのか、と。カリムにこのまま「希望」のカードを使わせていいのか、と。

――ひょっとしたら……このまま僕をフェレットから人間に戻れないようお願いするとか……。

 否定できなかった。カリムが人間のユーノではなくフェレットモードのユーノに愛情を向けている事は知っている。悲しいが。
 そして、あのカリムである。このシリーズになってその兆候を見せていないが、あの可愛いものの為なら手段を選ばない、あのカリムである。大事な事なので「あの」を三回使ってみた。
 そう考えた瞬間、ユーノは背中に嫌な汗が流れるのを感じずにはいられなかった。
 そして、その迷いは。
 まあ、言うまでもなく。

「あ、何か拘束魔法が緩んだ」

 管理局の白い何とかの封印を、解いてしまう結果になった。

「さあ、では『希望』のカードさん、私に……」

「……って、させるかぁっ!」

 カリムの台詞にコンマ一秒で反応を示し、ソニックムーブで「希望」のカードを奪取する事に成功するなのは。完全に油断し、己の望みが適うという事で完全に悦に入っていたカリムにとても反応出来る速さではなかった。

「ああっ!? 何をするんですかなのはさん!?」

「それはこっちの台詞です! 何をする気だったんですか!?」

「え? 私はただ、け……」

「いいえ! 聞かなくても分かります! どうせろくでもない事なのは間違いないですから!」

「ちょっと酷くないですか? 大体、そのカードはすでに私をマスターとして認識しています。なのはさんは使う事が出来ませんよ?」

 大切なカードが奪われたというのにあまり慌てた様子を見せないカリムに訝しげな表情を浮かべていたなのはだったが、その言葉を聞いて納得した。確かにカードの下の方にはカリムの名前が書かれている。

「……でもあの、『カリムちゃん専用』はないんじゃないんですか? てかこんなのでマスター認識していいの?」

 ちなみに名前は赤で表示されていた。三倍の威力がありそうな気がするのは気のせいだろうか。

「さあ、カ-ドを返して下さい。悪いようにはしませんから」

「信じられるかっ!」

「もう、聞き分けのない人ですねえ。さっきは油断しましたけど、今度はそう簡単にはいきませんよ?」

 そう言って構えるカリム。奪い返す気満々のようである。
 なのはは少しの間思案した後、ふと、

「あ、UFO!」

 と、カリムの後方を指差しながら叫んだ。流石のカリムも、そしてユーノもこれには唖然とした表情を浮かべる。

「……あの、なのはさん。もしかして私の事、馬鹿にしていますか? いくら何でもそんなすでに子供ですら引っかからないような子供騙しに……」

「……が、カピ○ラさんのぬいぐるみを抱えて去ろうとしています!」

「ええっ!? 何それ、リアルUFOキャッチャー!?」

 引っかかった。すでに子供ですら引っかからないような子供騙しに、カリムが。
 その隙を、なのはが見逃すはずがなかった。

「さっき、言いましたよね……私は、カードの奪取が目的じゃない。カリムさんに使わせない事が目的だって! つまり……二度と、使えないようにすればそれでいいんですよ!」

「えっ……?」

 そう叫び、なのはがした事。それは……。

――びりっ。

「ああっ!?」

 カードを破く事だった。

「って、ええっ!? そんな簡単に破けちゃっていいの!?」

「あのね、ユーノくん。これはあくまで某魔法少女作品に出てくるカードを模しただけであって、あくまで偽者……ロスト・ロギアというこの世界の遺産なんだよ? 設定が違って当然。ただの紙なんだから破けて当然」

 身も蓋もない話である。

「この作品の根本にあったものから全てを破り捨てる気か作者あああぁぁぁっっっ!?」

「でもほら、ユーノくん元に戻ってるよ?」

「え? あれ?」

 確かに、いつの間にかユーノはフェレットモードから人間に戻っていた。

「よ、良かった……元に戻れて本当に良かった……」

 感激の涙を流すユーノ。気持ちは分からなくもないが。

「………」

 そして、カリムは……。

「……さあ、どうしますかカリムさん。あなたの望んでいた事はこれで永遠に適わなくなりました。その原因となった私を捕まえますか? どうぞお好きになさってください」

「ちょ、なのは!?」

「大丈夫だよユーノくん。いくらなんでもそんな事をしたら管理局との摩擦が起きるってカリムさんも理解してるって。仮にカリムさんが理解してなくても、流石に教会がとめるよ」

「……なのは、何だかちょっと黒くない?」

「やだなあ、大人になったって言ってほしいよ」

 そう言って笑顔を振り撒くなのはだが、何となく釈然としないユーノであった。

「私、は……」

「カリムさん?」

 ゆっくりと顔をあげ、そして、涙を浮かべながら大声でカリムは叫んだ。

「私は……私は、ただ……ふさふさの獣耳と尻尾が欲しかっただけなのに!」

「「……はい?」」

 その言葉に、なのはとユーノはそう聞き返すので精一杯だった。

「だって、ユーノくんはあまり可愛がらせてくれないし!」

「そりゃあ、元は人間ですから」

「ヴィヴィオに獣耳付けて可愛がろうとしたらなのはさんが邪魔するし!」

「当然です!」

「もこちゃんは可愛がってると何故かシャッハが嫌がるし!」

「そりゃあ、もこもこうさぎは見た目とは裏腹に口腔内凶悪ですしね……」

「だったら、もう私が獣耳と尻尾付けて自己陶酔するしかないじゃないですか! その為に獣耳と尻尾が必要だったんです!」

「「何でそうなるの!?」」

 もはやカリムの思考が理解不能だった。前からその傾向はあったが。

「つ、作り物の奴じゃダメなんですか? 最近のは触り心地いいの多いですよ?」

「作り物じゃ嫌なんです! 私はコスプレをしたいんじゃない、可愛いものを愛でたいだけなんです!」

「でもやってる事はコスプレ……」

「誰にも迷惑をかけない最善の方法を選んだだけです!」

「「一応迷惑かけているっていう自覚はあったんですね……」」

「なのに……なのに……ふ、ふたりとも酷いです!」

 カリムはそう叫ぶと、次第にその瞳に涙を浮かべ始め……。

「!? ユ、ユーノくん、これは……!?」

「……ああ、そうだよなのは! カリムさんの最終兵器だ!」

 その威力はジャ○アンの歌声を超え。
 グイ○ビーのパイロット、ミ○トのミラクルボイスを凌駕するといわれる、伝説の武器。
 そう。

「ふ……ふえええええぇぇぇぇぇっっっっっ!」

 いい歳した大人の女性の子供のような泣き声である。
 以前カリムがこの状況に陥った時、それこそ手の付けられない子供(精神年齢十歳以下)状態になり、泣き止ませる為に約一週間ほどユーノは彼女の慰み者になった記憶があったりなかったり。

「ど、どうしようなのは!?」

「ど、どうしようと言われても……どうしよう?」

「ふええぇぇぇっっっ! えぐっ、ひっく……」


 この日より約二週間、なのはとユーノは長期休暇を取る事になる。
 兼ねてより噂のあった二人の同時期の休暇申請に管理局内はその噂で持ちきりになり、とある執務官が暴れ周り二週間拘束されたとか何とか。
 ちなみに、その真相は。

「ああん、ユーノくんはやっぱり可愛いです~」

「……きゅ~」

「なのはさんも犬耳と尻尾、すごくよく似合ってますよ」

「にゃはは……全然嬉しくない」

 言うまでもなく、カリムの慰み者になっていたのである。


「……あのー、どうでもいいのですが、私はいつ犬○家状態から開放されるのでしょうか?」

 放置されたシャッハに愛の手を……。

テーマ : 自作小説(二次創作) - ジャンル : 小説・文学

Comment

No title

初コメです 相変わらずカリムの壊れっぷりがいいですねww
これからも応援させていただきますww

No title

更新お疲れ様でした。
カリムの目的が獣耳と尻尾だったとは!
カリムの願いはかないましたが、なのは、ユーノ、シャッハには、
ご愁傷様と言うしかないですね。

No title

 >あるヴぃとさん
 初コメありがとうございますww カリムさんを壊す事がこのシリーズのテーマなので(カリムファンに謝れ

 >彼岸さん
 特にシャッハはもういぢりキャラとして定着しつつありますww うん、でもまったく出番のない方々よりはましかもしれない。しかしこのシリーズに出番があっても嬉しくはないかもしれないww

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